ページ

2011年4月22日金曜日

Xcode 4 のダウンロード

Xcode 4をダウンロードした。Xcode 3までは無償で配布されていたのだけど、Xcode 4から有償になり、Mac版AppStoreで$4.99らしい。ただしiOSまたはMacのDeveloper Programに参加していれば無償ダウンロードできる(これには年会費がかかる)。私はiOSのDeveloper Programに登録しているので、ログインして無償ダウンロードのページに進んだ。

ところが、
Access Denied
If you need assistance, please contact the ADC Support Team.



などと表示され、ダウンロードできない。エラーメッセージを検索してみると、同様の状況で困っている人が他にもいて、Apple Support Communityに解決方法が示されていた。ダウンロードより先に、この画面でAgreementの更新に同意しなければならないらしい。本来はDevelopper Program参加者がログインした時点でこの画面が表示され、同意が促されるべきものなのだと思うのだけど、どうやらAppleのサイトの不備らしい。
この問題については検索しても日本語の情報が少ないようなので、一応メモ。

2011年4月20日水曜日

寺子屋に習う

研究室(電気系1号館)は震災で壊滅してしまったため、目下移転作業中。まずは移転先(電気系3号館)の研究室をお掃除。しばらく誰も掃除していなかった部屋らしく、床がものすごく汚い。クレンザーと雑巾でひたすらゴシゴシこする。なかなか大変な作業で数日かかりそうだけど、別に嫌な気はしない。新しい研究室を立ち上げる創設メンバーのようで楽しい。学びの部屋をまず自分たちで雑巾がけするというのも、寺子屋よろしく学問の初心に立ち戻るようで、こういう経験も悪くないと思う。


最優先で救出されたディスクアレイたち。皆の研究データが詰まっている。

教授室への扉はデンジャラス。

看板は無事移設完了。

もともとハードウェア系の研究室が使っていた部屋らしく、給湯器にはIntelプロセッサ内蔵。高性能な温度制御が可能であるに違いない。

こちらは壊滅した電気系1号館への入り口。4/8の大きな余震以降、ここから先への学生の立ち入りが禁止された。ロダンの地獄の門とは趣の異なる迫力を醸し出している。中にはもっと恐ろしい光景が広がっている。

運び出された物品たち。

あるメンバーのガールフレンドも、無事救出された。ディスクアレイ、大型計算機の次に彼女を救出したのは、決死の覚悟で研究室に戻った教授の英断。

どこ吹く風さ?といわんばかりの桜たち。



川内南キャンパス、萩ホール前の広場から街を見下ろせば、仙台の木々が実に彩り豊かであることに気づく。


お花見をしている研究室もちらほら。

2011年4月16日土曜日

大浦氏のFFTの使い方

さくらの花が、開いてきましたよん。

これまでC/C++でのFFTには、FFTWもしくは自前のコードを使っていた。FFTWは非常に高速なFFTライブラリとして有名なのだけど、ライブラリをコンパイルしてインストールした計算機でないと使えないので、人にプログラムを渡すときに説明するのが面倒。自前のFFTはあまり速くない(SlowなFast Fourier Transformation)。というわけで、FFTWと同等かそれ以上に高速といわれる大浦氏のFFTを使ってみた。ありがたいことに、こののライブラリは商用/非商用を問わず自由に利用して良いと記されている。FFTWと比べると、関数の使い方にやや癖があるのでメモ。

【 使用するファイル 】
配布されている関数群は、基数や作業用配列使用の有無ごとにいくつかのファイルに分けられている。今回は作業用配列を用いたSplit-radixの"fftsg.c"を使うことにする。組み込み系などを除けば、たぶん多くの環境でこれが一番高速だろう。

【 複素DFTの使い方 】
void cdft(int n, int isgn, double *a, int *ip, double *w);
nFFT点数×2の値を入力する。
sign-1または1。一般的な定義の場合、-1:離散フーリエ変換 1:離散逆フーリエ変換。
*a入出力配列であり。添字が偶数番目の位置に実部、奇数番目の位置に虚部を置く(だから配列の長さがFFT点数の2倍になる)。FFTの結果は配列aにそのまま上書き出力される(in-place演算)。
*ip作業用配列。長さは2+sqrt(n)以上が必要で、最初にcdft()を呼ぶときにはip[0]=0を代入しておく。
*w三角関数表用配列を渡す。長さはn/2。ip[0]=0が渡された場合に初期化される。
作業用配列ipの値には少し注意が必要で、プログラム内で最初にcdft()を呼ぶときと、FFT点数を変更する場合には、ip[0]=0を予め代入してから渡す。これは作業用配列ipと三角関数表wを初期化するためのフラグになっている。

【 使用例 】
サンプルはシンプルに。440.0[Hz]の正弦波信号をFFTして、IFFTでもとに戻す。
元信号と、FFT+IFFTで戻した信号。当然ながらピタリ一致。

パワースペクトル(一部)。

ソースコードはこちら。いろいろなプログラムにincludeして使いたいので、ヘッダファイル"fftsg.h"を作った。

ヘッダファイル"fftsg.h"

使用例

2011年4月14日木曜日

MacOS X 10.6 (Snow Leopard)でGnuplot with AquaTerm

Gnuplotを普通にインストールしてAquaTermに出力(set term aqua)しようとしたら、"unknown or ambiguous terminal type"とかいうメッセージが出てできなかった。調べてみると、どうやらGnuplotの最新版を普通にコンパイルすると64bitバイナリになるのに対して、AquaTermが32bitにしか対応していないことが原因らしい。
というわけで、これを解決するためのGnuplotのインストール方法。configureのオプションで32bitフラグを指定するだけ。

1、AquaTermのダウンロードとインストール
sourceforgeから最新版(現行:ver.1.0.1)をダウンロード。パッケージのダブルクリックのみでインストール完了。

2、Gnuplotのダウンロード
sourceforgeから最新版(現行:ver.4.4.3)をダウンロード。
gnuplot-4.4.3.tar.gz
をダウンロードして、ダブルクリックで解凍。

3、Gnuplot のインストール
ターミナルで解凍したディレクトリに移動し、下記を実行。
$ ./configure CFLAGS="-m32" CPPFLAGS="-m32" LDFLAGS="-m32"   --with- readline=gnu --enable-history-file --without-lisp-files
$ make  # コンパイル
$ sudo make install  # インストール

これでGnuplotを起動すると、標準の出力先がAquaTermになった。意図的に切り替える場合は以下をタイプすれば良い。
gnuplot > set term aqua  # 出力先にAquaTermを指定
gnuplot > set term x11  # 出力先にX11を指定

AquaTermの方が断然きれいなのだ。線もフォントもアンチエイリアスされている。

X11の出力は、どことなく古くさい。

2012.2.22 追記
今は上記のようなめんどくさい方法をとらなくても、手順1でAquaTerm最新版(現在はVer. 1.1.0)を導入し、あとはHomebrewで 
brew install gnuplot
とやってしまえば良いようです。

MacOS X 10.6 (Snow Leopard)でTeX

MacWikiによると、MacにTeXを導入するためのバイナリは多数ある。震災の衝撃を受けて以降不調だったMacを昨日リストアしたのだけど、以前と同じ環境を構築しようにも、どのバイナリを使ったか覚えておらず悩んでしまった。1年前を思い出しつつ作業メモ。これからTeXを導入する方は、下記の小川版sjisパッケージがおすすめ。インストールが簡単だし、1年ほど使ってみて特に大きな問題にぶつかったことがない。

1、バイナリのダウンロード
小川版pTeXのページから、以下の2つをダウンロード。
・ESP Ghostscript 7.07.1
・pTeX(sjis) + JMacoros package for MacOSX (ppc/intel)
…Mac OS X 10.1.x~10.5.x用と書かれているが、気にしない。

2、Ghostscriptのインストール
ESP Ghostscript 7.07.1のdmgファイルを開き、
ESPGhostscript.pkg を実行。
指示に従いインストール。

さらにx32フォルダ内のGSX32.pkgを実行して、32bitバイナリで上書き。64bit CPUのIntel Macであってもこの操作を実行しないと、LaTeXiTがうまく動作しない。

GSPDFFontChanger を実行。
PDF変換の際にフォントを埋め込むか否か聞かれるので、埋め込みたい場合は "Embed"、埋め込みたくない場合は "NeverEmbed" を選択。私はファイルの受け取り側でフォントが変わってしまうのが嫌なので"Embed"を選択。

3、pTeXのインストール
bigptex071105のdmgファイルを開き、
big-ptex.pkg を実行。
指示に従いインストール。

pdfFontChanger を実行。
PDF変換した際に使用するフォントを聞かれるので、下記3つから選択。
"Ryumin",  "Hiragino",  "RyuminPro"
私は"Hiragino" を選択(まともに購入すると非常に高価なフォントだが、Macには標準で搭載されている)。

日本語や数式を含めた適当なTeXファイルを作り(文字コードはShift-JIS)、ターミナルから

$ platex xxxx.tex  # コンパイル
$ xdvi xxxx.dvi  # dviを表示
$ dvipdfmx xxxx.dvi  # PDFに変換

などが成功すればインストール完了。


【 おまけ 】
ついでにLaTeXiTを入れておく。TeX形式で記述した数式をPDF画像に変換でき、ドラッグ&ドロップでKeynoteに貼ることができる。画像といってもベクターマップなので、拡大縮小しても劣化しない。

1、LaTeXiTを入手
AppleDownloadsからダウンロードする。
dmgファイルを開き、 LaTeXiT.app を"アプリケーション"フォルダにコピーして実行。

2、数式を出力
画面下部の入力窓にTeX形式で数式を入力し、"LaTeX it!"をクリック。すると画面上部の窓に数式画像が表示される。


3、Keynoteなどに貼付け
数式画像を、Keynoteなどのページにドラッグ&ドロップで貼付け可能。どんなに拡大しても劣化しない。



※ Ghostscript導入時に32bit版バイナリを上書きする操作をしていない場合、"LaTeX it!"をクリックしても画像が表示されないことがあるので注意。

2011年4月13日水曜日

さくら

3月は滋賀の実家に帰省していたから、本当は京都の桜を見て、それから仙台に戻ろうかとも考えていたのだけど、いろいろと気が急いて早々に帰仙してしまった。京都の桜情報によると、京都はもう満開を迎え、所によっては散り始めているようだ。
そんな折、仙台にも桜が咲き始めていると聞きつけて、片平キャンパスに出かけてみた。


三分咲き、といったところかな。毎年この桜が満開になる頃には、大学関係者だけでなく付近に住む家族連れもやってきて(ときに犬まで)、お花見をしている。もうすぐまたそんな光景が広がるに違いない。

ところで、鉄筋コンクリート建ての電気系1号館や建築系の建物が倒壊の危機にある中、この片平第1ホールは安全の判定(白紙)を受けたらしい。演劇部、邦楽部らとともに混声合唱部が活動場所として長年使っている建物ののひとつ。練習場所が壊れてしまわなくてよかった。

いつの間にかずいぶんと工事が進んだ新北門食堂。平屋だった以前の面影はない。

2011年4月10日日曜日

CentOSでPPTP

西友に行くと、精肉コーナーには肉がなく、かわりにソーセージで埋め尽くされていた。CO-OPに行くと精肉コーナーには何もなかった。一昨日の余震の影響だろうか。別に肉がなくても生活には困らないのだけど、ガランとした陳列棚を見ると少し心細い思いがする。


さて地震以来の困りごとのひとつは、研究室へのVPNが使えないことだった。Google Scholarで論文を発見しても、大学のネットワークからでないとダウンロードできない場合が多い。研究室の建物が大きな被害を受けて立ち入り禁止になってしまった今、自宅から論文をダウンロードする手段が必要。震災以降web/mail用に教授が設置してくださった仮サーバーのroot権限をもらい、PPTPを導入することになった。意外に手こずったのでメモ。
サーバーOSはCentOS 5.5。本体はLet's noteで、NICはグローバルの1本のみ。この配下にPPTPによるVPNを作る試み。

1、pptpdのインストールと設定
参考サイトに詳しく書かれているので割愛。VPNを接続するところまでは特に問題なくできたが、VPN経由で外部のホストに接続するには以下の設定が必要。

2、iptablesの設定
/etc/sysconfig/iptables を編集する。
今回はVPN接続の目的が学内ネットワーク経由でのweb閲覧であるので、フォワーディングとマスカレードの設定が必要。

まずpptpインターフェースのフォワーディングを素通しする設定。グローバルに接続されたインターフェースのファイアーウォールを適切に設定していれば、これでも問題ないと思う。
“-A FORWARD -j RH-Firewall-1-INPUT” よりも前に以下を追記。
-A FORWARD -i ppp+ -j ACCEPT
-A FORWARD -o ppp+ -j ACCEPT
-A FORWARD -m state --state RELATED,ESTABLISHED -j ACCEPT

そしてPPTPで使うGREプロトコルとTCPポート1723へのINPUTを受け取る設定。
“-A RH-Firewall-1-INPUT -j REJECT --reject-with icmp-host-prohibited ”よりも前に以下を追記。
-A RH-Firewall-1-INPUT -p gre -j ACCEPT
-A RH-Firewall-1-INPUT -p tcp -m state --state NEW -m tcp --dport 1723 -j ACCEPT

3、OSのルーティング機能を有効化
/etc/sysctl.confを開いて、"net.ipv4.ip_forward" の値を1に変更。
net.ipv4.ip_forward = 1

4、マスカレードの設定
以下を実行。
$ iptables -t nat -A POSTROUTING -o eth0 -s 192.168.1.0/24 -j MASQUERADE
$ iptables save       # iptablesファイルに設定を書き出し
$ chkconfig iptables on   # システム起動時にiptablesを自動起動
$ /etc/rc.d/init.d/iptables restart   # iptablesを再起動
ここで eth0 はグローバル側のインターフェース、192.168.1.0/24 はpptpクライアント側に割り当てたネットワークアドレスとサブネットマスクを適切に設定する。

/etc/sysconfig/iptablesファイルを直接編集した部分とiptablesコマンドで設定した部分とがあって、あまりスマートではないけれども、以上で目的は達成。

【 主に参考にしたサイト 】
http://yanagi-oomori.blogspot.com/2010/03/centos-54pptp.html
http://blog.kirie.net/linux/56.html
http://akagi.jp/blog/archives/15.html

2011年4月7日木曜日

亀裂

自宅の壁に十文字の亀裂が入っていることに、今更気づいた。いやひょっとすると昨夜の余震でできたのかもしれない。横の亀裂は1.5mほど。縦の亀裂は床から天井までしっかりと伸びている。きれいに水平、垂直な線であるところを見ると、もともと壁板のつなぎ目なのかもしれない。
親からはこの際丈夫で安全なアパートに引っ越すことを勧められているが、卒業(予定)まで1年を切ったこのタイミングで引っ越そうという気も起きない。

今日は研究室の物品搬出を、ほんの少し手伝うことができた。既に先生方が随分片付けたあとらしいけれども、結構な惨状。自分の机の引き出しを開けてみると、iPadが何事もなかったかのように鎮座していた。

今日は日が暮れてから少し出歩いてみる。国分町の賑わいは以前ほどではないものの、営業している居酒屋が多い。




なぜかよく見かける焼き芋屋さん。昨日も今日も暖かいから、あまり売れてはいないだろう。

帰りに寄った西友で、今やレアものの単一乾電池を発見。やはりすぐに売れてしまうようだ。

2011年4月6日水曜日

青葉山

台所を片付けていたら、薄力粉とドライイーストが出てきた。薄力粉は以前家にあるのを忘れて余分に買ってしまったもの。ドライイーストは、生姜の汁と砂糖と一緒にペットボトルに入れておくとジンジャーエールになると聞いて買ったもの。いずれも未開封。ジンジャーエールを作る予定は当面ないので、これらは教授に献上することにした。パンを作るのにイーストが品薄で困っていると聞いていたので。
仙台に戻って2度目の青葉山。今日はよく晴れていて、コートなど着ているとすぐに汗をかく。教授は不在だったので薄力粉とイーストは机に置いてきたが、建物を出るところですれ違った。細菌と白い粉を机上に置きましたと伝えて立ち去った。
帰りに電気系1号館の外観を眺めてきた。外側からは、そんなに大きな損傷を受けたようにも見えない。でも入口には、しっかりと赤い紙が。




講義棟中庭。八木先生はご無事のようだ。

東側の外壁はかなり崩れ落ちている。

場所は変わって建築系の建物。こちらも外観はそんなに損傷が大きいように見えないが、大きめの余震が来たら崩壊しかねない状態らしい。建築系を笑うにも笑えない。

今日も少し街歩き。アーケードにあるヤマハ仙台店はかなり早い時期から営業を再開していたらしい。

楽譜を1冊購入。一緒に歌ってくれる人募集。




2011年4月5日火曜日

仙台から

4月3日の早朝、滋賀の実家から仙台に戻った。震災時は音響学会のため東京にいて、翌日そのまま実家に帰省したので、震災以来初めての仙台。
アパートの部屋は物が散乱してグチャグチャだった。でも幸いガラスや食器はひとつも割れていないし、パソコンやオーディオ機器も無傷。散乱したのは主に本棚の中身と、台所付近にあったスパゲティなどの保存食品、それから次回の収集で捨てる予定だったビンやカンのゴミ。
一番困っているのはドアの開閉。もともと立て付けの悪いドアだったのが地震後さらに悪くなったようで、渾身の力を込めないと開閉できない。ちょっと出かける度に大きな音を立ててしまうので近所迷惑。ドア枠の隙間をよく見ると、完全に歪んでいるのがわかる。ひょっとすると建物全体が歪んでしまったのかもしれない。なにせ入居当時で築18年だったから、現在は23年目の木造アパート。

今日は物が散乱した部屋を片付けるついでに、既に本棚の肥やしとなっていた古い本を処分すべくBOOK OFFに出かけた。20冊売って¥1,000と少々。まぁこんなもんだろう。
帰りに仙台駅周辺や片平キャンパスに立ち寄ったので、現在の様子を写真で紹介。いま仙台を離れている学生仲間が、こちらの様子を知る助けになればと思う。